褐色低地土
沖積低地の中では最も乾いた土地にある、黄褐色の次表層を持つ土壌。
沖積低地の中では最も乾いた土地にある、黄褐色の次表層を持つ土壌。
自然堤防、扇状地などの地下水位が低い地帯に主として分布する。沖積地の中の微高地にあるため、畑地または集落となっていることが多い。
褐色低地土は土壌の水分環境などの違いから、以下の4つの土壌亜群に分けられる。
(1)湿性褐色低地土(F4a3):土壌表面から75cm以内にグライ層よりも酸化的な「地下水湿性特徴」が現れる褐色低地土。
(2)腐植質灰色低地土(F4h3):表層に有機物を多く含む「腐植質表層」または「多腐植質表層」をもつ褐色低地土。
(3)水田化褐色低地土(F4c1):作土下方まで灰色化し斑鉄をもつ褐色低地土。
(4)普通褐色低地土(F4z1):その他の褐色低地土。