低地水田土
元々地下水の影響が無いか弱いところに水田を作ったため、鉄集積層が出来たり、灰色化した特徴的な断面をもつようになった低地の土壌。
元々地下水の影響が無いか弱いところに水田を作ったため、鉄集積層が出来たり、灰色化した特徴的な断面をもつようになった低地の土壌。
低地水田土は、本来なら水の利用が困難な場所に水を引いて水田耕作を行う結果として、水田利用による湛水期間中に代かき層から還元溶脱した鉄が下部の酸化的な層で酸化沈殿して形成された「水田鉄集積層」が発達する排水のよい(時に排水過良の)水田土壌で、自然堤防や扇状地に典型的に分布している。
低地水田土は土壌の水分環境などの違いから、以下の5つの土壌亜群に分けられる。
(1)漂白化低地水田土(F1j6):水田の作土層のうち、粘土、鉄の移動により漂白化を受けた低地水田土。
(2)表層グライ化低地水田土(F1a5):水稲耕作下で灌漑水によって生成し、落水後も維持され作土から下方へ発 達しているグライ層がある低地水田土。
(3)下層褐色低地水田土(F1b3):土壌表面から75cm以内に厚さ15cm以上の黄褐色の層(乾いた条件下で生成)の上端が現れる低地水田土。
(4)湿性低地水田土(F1a3):土壌表面から75cm以内にグライ層よりも酸化的な「地下水湿性特徴」が現れる低地水田土。
(5)普通低地水田土(F1z1):その他の低地水田土。