褐色黒ボク土
森林下に出来る黒ボク土で、有機物含量は高いが、黒色味が弱く褐色の表層を持つ。天然林下の風化火山灰土壌は、有機物含量が高くても黒色を呈しないことがある。ブナ林下に典型的に発達する。
森林下に出来る黒ボク土で、有機物含量は高いが、黒色味が弱く褐色の表層を持つ。天然林下の風化火山灰土壌は、有機物含量が高くても黒色を呈しないことがある。ブナ林下に典型的に発達する。
褐色黒ボク土はその立地環境の違いから、以下の3つの土壌亜群に分けられる。
(1)厚層褐色黒ボク土(D4h1):表層60cm以内に50cm以上の褐色で有機物含量が高い「褐色多腐植質黒ボク表層」をもつ褐色黒ボク土。
(2)埋没腐植質褐色黒ボク土(D4h4):過去に表層であった層で、かつ、有機物が蓄積した「埋没腐植層」の上端が土壌表面から50cm以内に現れる褐色黒ボク土。
(3)普通褐色黒ボク土(D4z1):その他の褐色黒ボク土。